教会について

日本聖公会

 日本聖公会は、英国国教会(Church of England)を母体とし、世界に広がる聖公会(アングリカン・コミュニオン)のひとつです。1859年(安政6年)に、米国から二人の宣教師が来日し、伝道をはじめ、日本中に広まっていきました。日本聖公会は現在、11の教区、300余りの教会・伝道所、約58,000人の信徒が、信仰生活を送っています。

 またキリスト教信仰を基にし、立教大学、聖路加国際病院、エリザベス・サンダース・ホーム(大磯)、清泉寮(山梨県北杜市)、九十九里ホーム(千葉県匝瑳市)、聖ヒルダ会(横浜市)等々、教育・医療・福祉の面でも社会に奉仕しています。

藤沢聖マルコ教会

藤沢聖マルコ教会は、「日本聖公会 横浜教区」に属する教会です。

 戦後、鎌倉聖ミカエル教会の牧師だった黒瀬保郎司祭(のち中部教区主教)と、鎌倉聖ミカエル教会に籍を置いていた鵠沼在住の信徒数人により、藤沢市鵠沼に教会と幼稚園を建てる計画がされたことから始まりました。中古衣料バザー、映画上映会、ダンスパーティーなどで資金を得て、現在地に土地と建物を購入。建物に手を加え、幼稚園開園準備を行いました。近隣を一軒一軒回って、新しくできる幼稚園への入園をお勧めしたそうです。

 1951年4月16日、教会に先立ち、聖マルコ幼稚園を開園いたします。保育室1室、園児26名でスタート。この頃、主日(日曜日)は、園舎で聖餐式をお献げしていました。

 1952年1月15日、藤沢聖マルコ教会認可。幼稚園舎増築、司祭館落成を経て、1964年2月に待望の礼拝堂が完成しました。同年4月25日に、礼拝堂の聖別がなされました。

 また、教会を母体として、ボーイスカウト藤沢第1団が1960年4月3日に発団。藤沢第1団から藤沢第21団も生まれ、活発に活動を続けています(現在は統合し、藤沢21団として活動しています)。

 2002年、教会創立50周年を記念し、現在の教会、幼稚園、司祭館を建てました。また、創立60周年記念行事として、2013年にはイスラエル聖地巡礼を行いました。

 2017年5月21日、創立65周年を記念し、幼稚園、ボーイスカウト、教会で記念礼拝・交流会「みんな神さまといっしょ」を行い、65年をお祝いいたしました。

 2020年4月、ボーイスカウト藤沢第21団は、藤沢第4団と合併し新たに藤沢第20団として再出発することになりました。藤沢聖マルコ教会からは離れることになりますが、ボーイスカウトの精神は引き継がれていくことになります。藤沢聖マルコ教会に、バザーやクリスマスの時にお会いすることもある間もしれません。どうぞよろしくお願いします。

昭和26年・幼稚園創立当時の建物。日曜日は、ここで礼拝をささげていた。
1964(昭和39年)頃。 2代目園舎の前で。
旧礼拝堂内
旧礼拝堂内
現在の外観
現在の礼拝堂内部